ブロックの種類

点字ブロックはわずか2種類のブロックの組み合わせで敷設されています。足裏と白杖で識別する為には単純なものでないと難しいためです。足裏の感触と白杖による感触、白杖が触れる音により識別します。

 

ブロックは誘導ブロック(線状ブロック)と警告ブロック(点状ブロック)の2種類です。

ブロックは過去に様々な種類が製作されましたが、現在はJIS T 2951(日本工業規格)で規格化されて統一されています。また、このJIS規格を基に国際規格が定められ、世界150ケ国以上に広がっています。

 

大きさはほとんどが30cm四方で左が誘導ブロックは4本の線が、右が点状ブロックは5×5の25個の点が凹凸で付けられています。

点字ブロックの図面

色の規定はありませんが、概ね黄色に統一されています。これはロービジョン(見えにくい人)の利用者が識別しやすい色です。建物の内部に設置するような場合に一部、色が異なる場合があります。

 

その他で特殊なケースとして、駅のホーム上に線と組み合わせたブロックが設置されています。

これは、線路側とホーム側がわからなくなった場合にホーム側を認識する為に設置されます。


駅のホームの内方線付きブロック