歴史

点字ブロックは正式名称は視覚障害者誘導用ブロックです。現在の安全交通試験研究センターの初代理事長である三宅精一氏が友人の失明をきっかけに私財をなげうって1965年に発案、発明したものです。1967年には岡山県岡山盲学校の近くの国道2号線に世界で初めて設置されました。その後、横断歩道の手前だけでなく、鉄道駅、公共施設、歩道、一般店舗の出入り口付近に設置されています。

 

「点字」の文字が名前についていますが、読み書きの点字と関係ありません。視覚障害者を対象としていることを連想し、社会に対してアピールすることから「点字ブロック」と名付けられました。最初に駅に設置されたのは1970年阪和線の我孫子駅です。現在では、1日の平均利用客数5000人以上のほとんどの駅に設置されています。

 

視覚障害者といっても、すべての人が全く見えない訳ではありません。見えにくい人、部分的にしか見えない人、歪んで見える人と様々です。そのような人が利用できるように考えられています。