横断歩道

歩道と車道が交差する部分が横断歩道です。しかし、車道上にブロックは設置されませんので、歩道の端の部分に歩道と車道の境界であることを示す為に2列の警告ブロックが敷設されます。

一列の誘導ブロックの途中に4枚の警告ブロックがあります。これが、何か変化があることを示しています。今回は横断歩道です。そこから2列の誘導ブロックがあり、横断歩道の直前に警告ブロックが敷設されています。この警告ブロックの横幅は横断歩道の幅と同じです。また、2列の誘導ブロックは横断歩道の中央部であることとその方向を示しています。車道にはブロックがありませんので、方向を確認し横断した先にも同じ配置のブロックがありますので、そこまで歩行します。

 

横断歩道のブロック配置の図

 

もし、歩道に誘導ブロックがない場合は、警告ブロックの中央部に誘導ブロックを敷設します。この誘導ブロックの方向が進行方向を示しています。

基本的な方針として、公共施設(駅、役所、学校等)間の経路を優先して敷設されていますので、その他の歩道に誘導ブロックが敷設されていることはまれです。しかし、都市部の歩道の端部にはブロックの敷設が進んでいます。その場合は下図のようになります。

 

誘導ブロックのない歩道のケース

 

十分な設置スペースがない場合は2列の警告ブロックの中に誘導ブロック2枚を敷設します。

 

より狭い歩道のケース

 

実際の交差点では歩道は曲線になっています。これは、車が安全に曲がるためで回り込み部と呼びます。

その為に、横断歩道直前のブロックは直線ではなく、曲線のように敷設されています。

 

 

実際の歩道の写真